■パンツァーカイル陣形で各ブースへ突撃■
12ラウンドをフルに戦い抜いたボクサーのような疲労感と倦怠感を引きずりつつ、我々はロックウェーブさんを後にした。もう土居さんとの対面によりかなり精神が消耗しているのを感じつつ、裏のブースに足を進める。
我々が向かった先はロックウェーブさんのすぐ後ろにあるAMSNさんのブースである。こちらのAMSNには当サイトも登録させていただいており、個人的にもAMSN発行のメルマガを楽しみにしている。今回も邦人さんより作品展示のお誘いも受けていたので、ご挨拶も兼ねて見学のため訪れた。
連日ウェブ上で拝見させていただいていた素晴らしい作品が目の前で展示されている。なんだか不思議な気分を満喫しつつどなたかにお話しを伺おうとするが、なにせこちらが一方的に知っているだけなのでなかなかキッカケがつかめない。流石のネコ耳氏も知り合いがいなくて困惑しているようだ。
そしてそのまま隣のなにわ戦車隊さんのブースへ移動。こちらも言うに知れた関西のビッグネームクラブである。もろにビビりながらネコ耳軍曹を先頭にパンツァーカイル陣形で突撃する。が、そこにはパックフロントの強力な防衛陣地が構築されていた。いきなりなにわの首領、楽八さんのお出迎えである。
鋭い眼光、ドスの効いた関西弁で我が軍を圧倒、そして殲滅、もう緊張して何が何だか? やはりあれだけの凄腕モデラーを束ねていらっしゃる方は迫力が違う。 眼を合わせた瞬間に「この人には絶対勝てない」と思わせるには十分な眼力であった。こんなことを書いておきながら何ですが、とっても良い方でしたよ、楽八首相は♪
この辺りはAFV系のクラブが固まっているようで凄い作品のオンパレードである。本当に右を向いても左を向いても力作揃いで、自分の作品と比べてしまって少々ヘコミ気味になってしまう。
そのまま奥に進んでいくとネコ耳氏、すれ違いざまの方と「ああっ、どうも!」とご挨拶。おやっ?どこかでお見受けしたような?・・・ あら〜、AMのライターでもありMSモデルズを立ち上げていらっしゃる曽山さんではないですか!
非常に丁寧に接していただいた曽山さん、模型が上手なだけではなく非常に人格者でした。今度MSモデルズ扱いのフィギア買わせていただきますね♪
曽山さんと別れさらに奥に進む。最も奥に位置するMay−Q同盟さんのブースで邦人さんを発見!AMのお写真より痩せられていたのと眼鏡をかけておられたので最初はわからなかったのですが、確かに邦人さんでした。
こちらのクラブもウェブ上でグレートな作品を発表されている方々で結成されているユニットですので、もう有名な方の金太郎飴状態にシビれっぱなしのAMOSメンバー一同であった。特に大楽氏、先ほどからのビッグネームのオンパレードに少々グロッキー気味である。と言っている私もたいして変わらないところが笑うに笑えない、いたって庶民派なもので、はいっ。(←小心者とも言います)
またしてもネコ耳氏が先陣を切ってご挨拶、後から着いていくメンバー一同。 やさしく笑顔で対応して下さる邦人さん、「私、あなたの大ファンでした! あなたの工作技術凄すぎます!」 心の中でそう叫んでおったのですが、私よりもっとへヴィーなファンがメンバーに・・・ そうです、大楽氏でした。もう他から見ていてもビックリしちゃうほどの舞い上がりっぷり。お見事! おじさん一本とられちゃったな〜、わっはっは〜、といった状態である。
これにより私の中の「侮れない奴リスト」に堂々の初登場第一位を果たした大楽氏、おめでとう! これからもよろしくね♪
May−Q同盟さんのブースでお世話になっていると、そこに新日本機甲さんがフラっと現れる。普段は聞きなれない京都弁(?)を駆使するポン師、想像通りのシュールで面白い方でした。そしてディープな話題の数々、もう引き込まれっぱなしです。
「このT−34、筆塗りでパパッと二日で完成ですわ」などと、非常にありがたいお話しを伺う。「これは是非とも実践せねば!」と固く誓いを立てた、本年度完成作品ゼロの私であった。
おやっ? ネコ耳氏がブース脇に何かを発見したようである。何やら大きな鉄の塊のようだ。よく見るといつも現場でよく見る重機の履帯にソックリである。なんですと? 本物のパンサーの履帯ぃ〜! 驚愕の瞬間であった。「こんな凄いの持っているセータ☆さんいいな〜、オイラも欲しいな〜」なんて考えていたら興奮のあまり暴走し始めるメンバーが・・・ あんな重たい物持ってハシャギ倒すネコ耳氏、もう誰にも止められないほどのトランス状態である。
挙句の果てに「こんなのに踏まれたら痛いんだろうな〜?」などとのたまい、自分の足の上に乗せるといったハードMな荒業まで披露してしまう。関係者の皆様どうもすみません、普段はとても良い人なんですよ。ただちょっとばかり他の人より戦車が好きなだけなんです。(←これに似たような事、こないだ嫁さんに言われちゃった。てへへっ!)
履帯の魔の手から無事社会復帰を果たしたネコ耳氏、よかった、よかった。そろそろ皆疲れてきて精神が崩壊しかかっているようだ。お腹も空いてきたので、ここは一時崩れかかった戦線を立て直すべきであろう。時間もたいして残っていないが、あえて外に昼食を食べに行く勇気ある撤退を試みるべくMey−Q同盟さんのブースを後にする。
先ほど来た通路を戻っていくと、なにわ戦車隊さんの前でwatanabeさんとdevi2000+3さんにお会いする。人当たりの良い御二方にビックリ。
「何でこんな明るい方からあんな緻密な金属加工が?」と思わせるwatanabeさん。
「何でこんな穏やかそうな方からあんな萌え萌えのイラストが?」と思わせるdevi2000+3さん。やっぱり人は見かけではないのね〜、そのギャップに驚いているともう一人なに戦の方が合流。野武士のような空気を身にまとう重厚なそのお方はMiikeさんであった。オールスターメンバーにまたまたビビり気味の内気な私。
ビビりながらもとんでもないお願いをしてしまう自分勝手な代表、被害者はdevi2000+3さんである。以前より氏のイラストのファンであった私、これはチャンスとばかりに「AMOSのキャラクターギャルを描いてください!」と哀願する。
そんな無茶なお願いにも拘わらず、戸惑いながらも快諾してくださったdevi2000+3さん、本当にありがとうございました。後日知った話だと当日は体調が良くなかったとの事、そんな時にも笑顔で対応してくださって頭の下がる想いでいっぱいである。ますます感謝! メンバー一同、帽振れー!
Devi2000+3さんに敬礼!
■オットー&ハーマン補給!■
その後我々は一時会場から離脱した。普段の不摂生がたたり歩き疲れた中年4人組、かなり消耗している。ここで某巨大掲示板群から事前に入手した「ツインメッセ近郊食べ物屋情報」を元にくろんぼという喫茶店を目指した。去年は通常では食する事の出来ない「作り置きのモスバーガー」を食らい死ぬほど後悔したので、今年は餌ではなく人間の食べ物を食べたかったのである。
歩く事5分、ポイントの印しの場所に着いてもそれらしきお店が無い。「お約束のトラップに引っかかったか?」と思っていると交番を発見! ここで尋ねてみると「ん〜? 何所かで見たな〜。赴任してきて間もないから分からないや」ですと、どうなっていやがる静岡県警!!
やはり頼れるのは地元の人、ということでガソリンスタンドの方に尋ねると「この先すぐだよ」と教えてくれる。そしてまた歩き出す、が結構歩いた。すぐって言ってたのに〜(~_~;)
やっとの思いでくろんぼに到着、へたり込むように席に着く。情報によると、この店のボリュームには定評があるとのこと、おおっ、楽しみ〜♪
食べ残すのを警戒して普通盛りのカレーピラフを注文するが、本当に普通盛りでちょっとガッカリ。でも美味しかった〜、ネコ耳氏も納得の焼肉丼に感動している。わざわざ歩いてきた甲斐があったというものだ。
だがこの店の本領はここから発揮されたのである。ミニケーキ付のセットを注文していたので、食後にケーキとアイスミルクティーが運ばれてくる。確かにケーキはミニだったが、「えっ?ジョッキ?何?」大ジョッキに入った紅茶には驚愕してしまった。 ボリュームとはこのことだったのか? でもちょっと得した気分になってしまう。
他のメンバーもそれを見て食後の飲み物やデザートを注文、さすがにホットコーヒーは普通のカップだったのは言うまでもない。
オットーとハーマンが満たされ急速充電を完了したAMOSメンバー達、足取りも軽くツインメッセへと戻る。だが非情にも2時半を過ぎているので、メーカーのブースは諦め合同展を見てまわることに。それでも時間が足りるはずもない。どうやらタミヤで遊びすぎたようだ。
■英才教育の賜物か!■
そしてまずはハットリモデラーズクラブさんにお邪魔する。こちらは高野さんやトンプーさんやむらさんなど、ウェブ上でもお馴染みの方々が所属しているクラブである。いきなり高野さん発見! あ〜あ、もう終わりが近いものだから気を抜いちゃって欠伸してるよ〜。そういえば調子悪いと言っていたっけな〜、大丈夫かいな?
そして力作揃いの作品郡を見せていただいておると、おやっ?名札にミニモ二のトレカ入れちゃっている方からご挨拶を。なんと、去年もお会いした丸虫隊長さんじゃないですか! あなた様もモーヲタだったのですか? すばらしい! スゴイのは模型の技術だけではなかったのですね! 本当にナースホルンのビネットは素晴らしい出来栄えでした。
二人のモーヲタから洗礼をたっぷりと受けてハットリモデラーズクラブを後にする。あ〜楽しかった♪
そのまま中央の大きな通路を歩いていると、AMに掲載されている作品やキヤコンで拝見させていただいたことのある作品を展示してあるブースを見つける。徳島モデラーズ倶楽部さんのブースである。中国AFVの会大賞を受賞した作品をみんなで覗きこんで見ていると、倶楽部の方が声をかけてくれた。そして製作者の浮田さんをご紹介していただく。とにかく植物の表現が、質感といい密度といいすごくリアルな情景作品である。お伺いするとラフィアという手芸用品の糸を使用しているとのこと、ラフィアの実物も拝見させていただき大変勉強になりました。
もう時間が無いので、他のブースも見てまわることにする。そのまま通路を進むと轍さんの旗が見えたので立ち寄ってみることに。ブース内には眼鏡をかけた紳士とスポーツ刈りの少年の姿が、会長のわださかさんとその御子息でした。名刺をお渡ししてお話しをお伺いしていると、何と驚愕の事実が・・・
目の当たりにしていたキングタイガーは中一の御子息が作られたというじゃないですか! それも半端じゃなく上手い! 誰が見ても私の作品より優れているのは明確である、それがちょっとだけ悲しい。カステンキャタは当たり前のように使用されているし、パステルでウエザリングしてリアルな仕上がりになっているし、どうみても目の前の素朴な少年が製作したとは思えないほどの凄さである。
わださかさんの英才教育の賜物か、将来はグレートモデラーになることは間違いないであろう。末恐ろしい中学生である! 思い起こせば、私が中一の頃などはやっとニッパーを使い始めた頃ではないか? それも日曜大工用具のお古の電工ニッパーである。色も塗っていたとは思うが、無論筆ムラだらけの仕上がりであった。それでも十分満足して喜んでいた記憶があるのだが・・・ 随分とレベルが違うものだ。また悲しい気持ちになってきてしまった。
あまりのジェネレーションギャップに困惑しつつ轍さんを後にする。メンバー全員同じ気持らしい、みんな複雑な表情をしておる。
時計を見れば終了までもう30分もない、まだ合同作品展の半分も見ていないというのに。焦ってそこら辺をウロウロするが、もう後の祭りであろう。もう疲れちゃったので、諦め半分搬出口のようなゲートを潜って外の喫煙所にタバコを吸いに出てみる。
おやっ?Watanabeさんじゃないですか、ああっ邦人さんもいらっしゃる。そこでマナー溢れる正しい喫煙者となって、御二方とご一緒させていただく。先ほどの緊張モードとは打って変わってリラックスしたマターリムードである。やはり適度のニコチンは脳内には必要なのかもしれない。
しばし御二方と談笑、邦人さんとは地元が近いので東京で再会の話しをさせていただく。Watanabeさんは何とこれから東京に出張だというではないか! それも一週間もですよ、まるで課長(現部長)島耕作かサラリーマン金太郎のようである。 社会の底辺に位置する建設業それも作業員の私からすると、もうカッコ良く見えて憧れちゃいますな〜、エグゼクティブってヤツですか〜。実際は凄く大変なのでしょうけど、なにせ「隣の芝は良く見える」ものですから。ちょくちょく東京出張があるそうなので、上京の際の飲み会の約束をさせていただき喫煙タイムは終了。
そして合同展もあと僅かで終了。
とりあえず中に入るが撤収準備をしているブースもチラホラと。その後が無い状態でネコ耳氏、知り合いのmamoさんを東ツク会さんのブースで発見! 蛍の光のBGMを耳にしつつ皆でご挨拶、良く考えればこんな終了間際に押しかけられた方はたまったものではない。それなのに笑顔で対応して下さったmamoさん、どうもありがとうございました。最後の最後でやらかしちゃった「終り良ければ全て良し」のAMOS☆Tokyoである。
今回は完璧な合同展見学であった。ただ心残りなのは、全体の半分のブースも見学できなかったことである。致命的なことではあるが、それでも充実した時間を過ごさせてもらう事ができた今日一日である。それもお会いできた素晴らしき方々のおかげである、感謝の気持ちで胸が一杯になってしまった。行く先々で来年のクラブ出展を勧められた、やはりとても楽しいのであろう。それまでは漠然としか考えていなかったが、帰る頃にはその楽しさを共有したくて来年の参加を確固たるものにしてしまった。それも私だけでなくメンバー全員がである。
私達も静岡の魔力に魅入られてしまったようだ。



