直線上に配置

製作は、第55回パチッコンテストに併せてなので平成9年5月下旬頃からでした。
その頃にリリースされたばかりのドイツV号戦車L型使用でしたが、そのままL型を作っても北アフリカの情景くらいで誰もがトライするとの臍曲がりな発想!

以前から、1942年独軍がスターリングラードを目指した「ブラウ作戦」に興味があったことから数十回も読み直しボロボロなP・カレル著の「バルバロッサ作戦」を引っ張り出して再度読み直し、まるで悪魔に魅入られたようにスターリングラードへ誘致されるドイツ装甲部隊所属のV号J型を製作してみようと構想をまとめました。

この時点で、南部ロシアで咲き乱れる夏のヒマワリ畑の情景を予定しましたが、戦線を拡げすぎて作戦行動に支障をきたしたドイツ軍のように、自らの能力不足を後で思い知らされることになるとは・・・

夏のパチッコンは、転勤時期に制約されないので余裕のヨッチャンで当時製作進行状況を撮影していまして、最近、ネガが出てきたのでMaking的な構成になります。

● V号戦車J型
タミヤ・MM・bQ15のV号戦車L型!これがなければ始まりません。
第54回に使用したW号H型に続いてリリースされましたが、さすがタミヤ!カチッとした作りでストレスなくサクサクと形になるのはさすがです!
車体が若干デフォルメされているのでは?の指摘もありますが個人的には全く気にしない・気にしない!で製作しました。

1942年のJ型ですので車体前面・砲塔前面のスペースド・アーマーは装着しません。
MG誌で展開されていた「アハ・パンV号戦車編」を引っ張り出してインジェクションでは省略せざるを得ない、お約束的な追加工作をしましたが主にプラペーパーや真鍮線などで車載工具類のストッパーなどはショーモデリングを使用しました。
後部デッキの牽引ロープは、取り外した状態にしたかったのでカステンV突小物セット等を使用してデッチアップして荷物のホルダーも追加しました。

● 情景
ヒマワリ畑の中のV号戦車の予定でしたが、よくよく考えてみると大量のヒマワリをどのように用意するか・・・紙で作るとか色々考えてみましたが時間的な余裕はない!
と決断して色々考えてみた結果、クルスク戦当時に道路から滑り落ちて横倒しになった状態のV号戦車の写真を発見して「コレだ!」(再度の構想)

スターリングラード市を目指して突進していたV号戦車が郊外の小川にかかった橋を進行中に正面から対戦車砲の待ち伏せ射撃を受けて橋を壊しながら土手を滑り落ちた。
負傷した乗員が隠れているのを知ってか知らず劣悪な給与状態のソ連兵がV号戦車を漁りに来た!
というシチュエーションで戦車を漁るソ連兵。運が悪く捕虜になった戦車兵と将校帽を片手に尋問するソ連軍将校。帽子の持ち主の将校を介抱して川の中で息を潜める戦車兵。
と書くと簡単ですがベースを作りながらのフィギュア集めが始まりました。


車体下部は、転輪のゴム部に切れ目を入れて2〜5番は内部から真鍮線で固定して可動にしました。製作途中は雰囲気を見るためにキットの履帯をセットしていましたが情景台に載せるため当時のワンパタ〜ンでカステンの連結可動履帯を奢りました。

塗装は、金属部にプライマーを筆塗りしてからタミヤ缶サーフェーサーをさらに希釈した状態で軽く全体吹き。乾燥を待って影になる部分へ作り置きのレッドプライマーを・・・
グレーに効果は?ですが、これまた当時のお約束です(笑)

大戦中のドイツ戦車のグレーは工場吹き付け時には殆ど黒に近いグレーですが、ロシアの過酷な気候と強烈な太陽光線で褐色してブルーグレーの色合いになっているのを当時のカラー写真で見ていたので再現するためにアクリル・ジャーマングレーを基本に白や青を加えて3色ほど作り吹き付けました。車体下部は、転輪を塗り分けてから鉄道模型の地面と麻ひもを混ぜたものをペタペタと叩き塗りしてから古くからの付き合いの何でもカラー?簡単にいうと「地面色・数種」を吹き付けました。

全体を茶・黄・緑系のペトロールでウオッシュしてドライブラシも3種ほどのグレーで簡単に仕上げに車体上部は半艶・下部には艶消しコートをしてマーキングは、後にスターリングラード市内で全滅する「第14装甲師団」に最後に装備品を装着して完成!
我ながら完成が早くて1ヶ月ちょっとでした。
でもやっている作業は、ほとんどMMMの受け売りですね〜

ベースは、賞状額縁にスチレンボードを積層してペーパーがけして向かって奥に道路を配置して左側に橋と小川、土手下の向かって右側は草原という配置にしました。
橋はバルサ板・角棒・拾ってきた小枝などから、地面は鉄道模型の地面の素、草は麻ひもをほぐしてドライフラワーと一緒に植え込み崩れ落ちた戦車を配置してそれから橋を壊してみました。
さてフィギュアは、川の中の戦車兵はV突から改造、戦車に群がるソ連兵はタミヤやイタレリ・ズベズダ、ソ連将校はKVI付属、捕虜の戦車兵はD社と・・・
大なり小なり改造しました。

ベースの塗装は、アクリルの吹き付けでフィギュアはアクリルで軽く下塗りしてからエナメルで仕上げしました。川の中の戦車兵をセットしてから溶かした「水の素」を流し込み完成!!!

現在の目で見ると、情景作品としては戦車の上面などが綺麗すぎて中途半端な感じがするものの個人的には今よりも丁寧な作業をしている感じです。