塗装
(1)下地
GSIクレオスの艶消し白とジャーマングレーを使用しました。まずジャーマングレーで足回りを中心に影になる部分を塗装し、その後全体に白を塗装します。マーキングのために、砲塔は白をしっかりと塗装しました。(図21)

(2)マスキング
砲塔の方位角目盛りがこの車輌の特徴です。これを再現するために、下地の白をマスキングし、その上から車体色を塗る方法を採用しました。マスキング素材としては、製図用の「カラーテープ」を使用しました。(図22)

(3)基本塗装とマーキング
車体色カーキブラウンとし、はGSIクレオスのブラウンFS30219をベースに、タミヤ・セントーの箱絵の色に近づくように調合しました。この色は、英国に引き渡された時点で塗り替えられ、上陸時までそのままであったという仮定に基づいています。渡渉装置は、後から装着されたものと仮定し、塗装のアクセントにもなるため、オリーブドラブで塗り分けています。(図23、24) 砲塔目盛りの他、砲塔上面の星も下地をマスキングする方法で塗装しました。部隊マーク等は手書きです。これらはアクリルガッシュを使用して塗装しました。

(4)ウェザリング
ウェザリングは次の手順で行いました。

・油彩のバーントシェンナ+黒を無臭ペトロールで溶いたものでウォッシングをする。

・全体の艶の調整をする。(GSIクレオスのフラットベース+クリア)

・MIGピグメント(ビーチサンド+ヨーロピアンダスト)+アクリルレジン+石膏で明るい土を作り、足回りに付ける

・車体全体にMIGピグメント(ビーチサンド+ヨーロピアンダスト)を水で溶かしたものを塗り、乾いてから余計な部分を筆で取り除く。

・タミヤエナメルのジャーマングレー+ハルレッドでチッピングを書き入れる。

・全体の汚れの調整を行う。

OVMとキャタピラ
金属部分は、ベースをグレーで塗装した後、GSIクレオスのメタルカラー・ダークアイアンで塗装します。キャタピラのシェブロンは、メタルカラー・アルミで塗ります。キャタピラの場合、この上からアクリル溶剤で溶いたMIGピグメント(スタンダードラスト等)を塗り、その上からMIGピグメント(ビーチサンド+ヨーロピアンダスト)を水で溶かしたものを塗り、乾燥後筆で余計な部分を取り除きます。OVMの場合、錆色は付けず、チッピングの要領で車体色が剥がれたように塗装します。剥がれたところは銀のドライブラシを軽くかけました。木製部分は、車体色から木の生地が所々露出するようにチッピングの要領で塗装しました。

フィギュア
バーリンデンのNo.311から2体を使いました。肌の塗装はタミヤエナメル、服の塗装はハンブロールを使用しました。ヘッドフォンの金属部分はメタルカラー・アイアンを使用し、金属感を表現しました。


最後に
これを製作したのは2005年ですので、結構古い物です。工作、塗装ともに苦労したので、記録として残すのもいいかなと思い、記事としてまとめました。 なお、このモデルは、車体色をカーキブラウンにするという前提で製作しましたが、これは考証的には間違っている可能性が高いです。

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(写真21)
(写真22)
(写真23)
(写真24)
(写真25)