実車について
ノルマンディー戦に投入された
RMASG(英海兵隊機甲支援グループ)のシャーマンV(M4A4)"FOX"です。 この部隊はタミヤのセントーで有名ですが、コントロールタンクとしてシャーマンも装備していました。
砲塔の方位角指示目盛りが特徴的です。

製作意図
他のシャーマンにない特徴的な塗装のものを作ろうと思ったのが製作のきっかけです。すなわち、車体色がカーキブラウンのシャーマンです。 この部隊ではセントーにカーキブラウンのものがあること、"FOX"はアップリケアーマーの装着などの改修されていない古い車体であることなどから、ほんの少しはその色の可能性があると考えました。(この時期のシャーマンで他の部隊ではこのような冒険はできません)。

製作
使用キット
・ドラゴンM4A4
・タミヤM4初期型
・タスカVVSS初期型
・モデルカステンT62
・アベールM4A4用エッチング

ドラゴンのM4A4には、車体に関していくつかの修正点があります。

(1)車体下部が約5mm長い
このために、誘導輪位置が第6転輪と離れすぎ、実車写真とイメージがあいません。

(2)車体前面装甲板がやや寝過ぎている
このために、ベンチレータの位置関係やドライバーズフードの全体的な感じが実車と異なります。

車体工作
車体下部は、デファレンシャルカバーは基本はドラゴンですが、車体上部との兼ね合いと鋳造刻印がしっかりしているのとで、そのあたりをタミヤので取り替えています。昔のA4ですから、車体長が約5mm程度長いので、写真のように短縮しています。

(1)については、新しいファイアフライのキットでは改修されていますが、今回は古いM4A4のキットを使ったので車体長を短縮しました。車体後端から約40mmの位置で底面を切り離し5mm詰めて接着します。
(写真1-1,1-2)その後、垂直部分を底面に合わせて切り詰めます。(スポンソン底面はそのまま)しかし、この修正だけではまだ誘導輪位置がイメージと合いません。このため、車体後面板の車体への接着側を1.5mm程度切り詰めて、全体の長さを調整しました。

(2)については、ジャンクパーツのタミヤM4初期型の車体前部と、デファレンシャルカバーの上端部分(15mm程度)をドラゴンのキットに移植しました。(写真3)ドライバーズフードは、天板を1mm程度嵩上げし、
前面の形状を整えて、A4のイメージに合わせました。(写真5)

この他の主な工作ポイントは次の通りです。

・ドライバーハッチ
タミヤのハッチを可動としています。ペリスコープ基部はアベールのエッチングを用い、ペリスコープはフォーメーションの部品を使いました。スプリングは0.3mmの針金で自作しました。
・アンテナポスト
エポキシパテを使って装甲のボリュームを増しました。
・エアインテークのグリル
キットのモールドを切り取り、0.2mm透明プラ板で自作しました。また、渡渉装置の基部を自作しました。(写真6)
・渡渉装置
エアインテークと同様に、車体後部の排気ダクト基部を自作しました。基本構造は0.5mmプラ板で、金網は#50の真鍮網を使用しました。(写真7、8)
・OVM
主にタミヤの部品を使い、ベルトにはアベールのエッチングを使いました。実車と同じように車体のフックにベルトを通して固定しています。消火器はドラゴンの部品で、台座をアベールのエッチングに置き換えています。牽引ロープはkarayaのシャーマン用を使用しています。救急箱はアベールのエッチングを使用しています。(写真9)牽引ロープの留め具はプラ板と銅板から自作しました。蝶ねじ部分は銅板と針金からの自作です。
・ライトガード
前後ともアベールのエッチングを使用しました。

(写真1−1)
(写真1−2)
(写真3)
(写真8)
(写真7)
(写真5)
(写真6)
(写真9)

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